お牛様へ感謝してますか?牛嶋神社に行きましょう
冬空が眩しい朝。
こころなしか神社にはいっそう透き通った空気が流れているように感じます。
この神社にはその名の通り、数頭のお牛様がいらっしゃいます。
お牛様を撫でまくって、体の悪いところを治しましょう
牛嶋神社には江戸時代から「撫牛信仰」があります。
これは、自分の体の悪い部分をなで、牛の同じところをなでると病気がなおるといわれています。
そうとわかればそりゃ撫でまくるしかありません。
微妙なところを触っていますが、これは目と右脳を触っています。
目は慢性的な疲れ目であること、右脳は想像力が欠如したツマラナイ大人になりつつあると自覚しているからです。
目がギラギラで右脳を覚醒させた楽しい大人になりたい。
そんな欲張りな願望をこのお牛様に託した次第であります。
狛犬ならぬ狛牛がおります
狛犬がいる場所に狛牛がおります。
牛にしてはちょいと足が短いようにもみえますが、立派なツノもあり、間違いなくお牛様でございます。
「仲之郷村 大工久次郎 願主」
あぁ、仲之郷村の大工さん久次郎様、このような狛牛を奉納くださりありがとうございます。
この狛牛がいるおかげで牛嶋神社の牛感が200%に倍増いたしました。
ここにもお牛様が!「包丁塚」?
境内を見渡すともう一匹お牛様がごくつろぎになられていました。
“慰霊 包丁塚”
包丁を供養する包丁塚なのですね。
しかし、供養しているのは包丁だけではなさそうです。
「人の世の奉仕に生きる牛黙す 周魚」
これは大正から昭和に生きた川柳作家、村田周魚の句です。
お牛様はいっつも黙って人間に奉仕をしてくれている。
本当に感謝です。
お牛様、ありがとうございます。おいしくいただいております!!
神聖な気持ちにさせる掃除のいきとどいたキレイな神社でした
▲明神鳥居の左右に脇鳥居をつけた三輪鳥居
牛だらけの牛嶋神社は、自分が丑年生まれだからか、妙な親近感のある神社でした。
また、お牛様以外にも、珍しい三輪鳥居があったり、富士塚があったりなど、見どころのおおい神社としても知られています。
神聖な場所にふさわしく、掃除がいきとどいたとてもキレイな神社なので、休日の朝などにお散歩ついでにお牛様への感謝をこめて参拝してみてはいかがでしょうか。
牛嶋神社
最寄駅:東京メトロ「浅草駅」徒歩10分 、都営浅草線「本所吾妻橋駅」徒歩5分